依存性とか

「セックス依存性になりました」
ウェブマンガ。

Twitterのまとめから知りました。

センセーショナルな題名に引かれて、読んでみました。

浮気を繰り返し女性関係のトラブルを起こし、彼女から怒りの暴行を受け、受診を切っ掛けに「セックス依存性」と診断される。

そこから治療が始まるのだが、
性的なものに依存している状況や
自分の状態の受け入れ、その手段を紹介している。

といっても、全然、進まない。
何故なら、
「セックス依存性は治らないので、一生付き合っていかなければならない」ものだそうだ。
どうやって社会生活と折り合いをつけれるかを探る所で、いろんな手段の紹介から始まるし(宗教っぽくて嫌だなぁて主人公は思ったり)グループセッションを受けると他の人の存性の症状を聞いたり、トラブルに巻き込まれたり…

とまぁ。

人生かけての話だしね。
なかなか進まないし、終わらないよね。


今回、「依存症とは」と言うところに興味をもった。

このマンガのテーマでは、セックス依存性なので、その説明が主なのだが、
「性欲が無くてもセックスをしてしまう」
「セックスをしたくないのにしてしまう」
この状況に依存性が良く現れているなと思った。


私は、多分に依存症気質だと自覚があるのだが。

本や漫画を読んでいて、遅刻することが良くあった。何度も読んだ本や漫画が読み飽きて、つまらなくても読み返したり。
又、過食症の気もある。食べたいものがなくても、食欲がなくても、食べ物があればひょいと口にいれる。食べ過ぎて気持ち悪くなっているのに、食べたいとも思わずに食べている。

成る程、私がだらしなく辛抱がなく、先の見通しが立てられないから、
遅刻する程漫画や本を読んでしまうし、
ずっとのべつまくなしで食べ続けているのかと思ったが、
依存気質で起こったことなのかも、と思った。

また、アル中やセックス依存症と、社会的に分かりやすい(分かりやすく蔑まされやすい)依存先は目に留まりやすいが、ありとあらゆる物が依存対象になり得る。
トリガーを引かないように距離を置いたり、症状が出た時の気の紛らす仕方など、依存対象との付き合い方が探れるのはありがたい情報源だなと思った。

作中で「クロスアデイクション」という言葉が出てきた。
主人公はセックス依存症だが、アルコール依存もしている可能性があると言われる。
2つの依存症を抱えてる事が描かれていて、そのときの主題としては、アル中は支えてくれる人(認めてくれる人)がいるかもしれないけど、セックス依存症は性犯罪に繋がるから、無理だ!と絶望するんだけど。
この描写は私には、依存対象は、一人に一つではない事の証明に思えてしまう。
その人の環境によって、依存対象は限定されやすいけど、そもそもその人が依存体質だからなるんじゃないか。(誰もがそうなりやすい環境てのは勿論あるだろうけど)


依存対象は、快楽を感じられる物が多いと思うけど、何だかその快楽をきちんと受け止められないからかなーなんてことも思う。
神経物質のパスが神経細胞同士に上手く出来てないせいで、とかね。

何でこんな事言ってるかと言えばね。
薬を飲んでる間は、全く食欲が湧かないからなんだよね。
んで、食欲なくても、食べてた私としては、食欲と関係無いところに過食があったんだな、思ってしまう。だってアル中の人に坑酒剤を服用してても飲んじゃう描写を見たことあるし。

んで、今年の1月に国内初のアルコール依存症における飲酒量低減薬が出たらしいけど、以下説明。

「飲酒の1~2時間前に服用することで、中枢神経系に広く存在するオピオイド受容体調節作用を介して飲酒欲求を抑え、アルコール依存症患者さんの飲酒量を低減する薬剤」

ね、なんか読んだことあるよーな説明文。

そんな訳で、暫くこのマンガのいく末を見守る予定。

関係ないけど、「依存症」て「いそんしよう」て読むのね。
アボカドみたい。