新年度

4月から、
長女は高校生に。
息子は中2
末っ子は小6。
ザコンな末っ子が、ここ最近 長女と仲が良い。前はままと一緒に寝る必須事項だったのが、長女と布団を並べて寝る様になっていた。

JKになる女子と中2男子とマザコン治りかけの末っ子達に、部屋割りをする事となった。

それまでは全員の机とタンスを居間の隣に置いて、寝室を2階に、と言う部屋割りだったが、
この度、1Fの6畳を息子に、2Fの8畳を女子2人の部屋、と割り振った。


その際の片付けと言ったら。
40リットルのごみ袋を何袋作ったんだろう。
押入れや納戸や屋根裏や。開けて詰めて縛ってを何度も繰返し部屋から出していく。
空になっていくタンスや収納ケースを各部屋にセットし子供部屋が出来ていった。

何だか懐かしい。
元々中古のこの家は、作りが古臭い。
そこに学習机が並ぶと、どこかで見たことある部屋になった。
どこか…
うん、私が子供の頃に見た誰かの部屋みたいだ。

2つの子供部屋をセットし終わり、ついでのように私の寝室としてひと部屋を貰う。
やっぱりデザインの古臭い焦茶のタンスを私の洋服を入れるように、と部屋に据えた。

ださい。
お婆ちゃんの部屋だな。

見馴れた家具が見馴れない配置で私の回りを囲ってたっていた。
私は今日からここで一人で寝るんだ。

沢山の物を棄てて少しがらんとした6畳間に布団を敷いて寝転んだ。
涼しかった。