この花の名前は

今週のお題「植物大好き」

近所は昔ながらの戸建ての家が多く、ガーデニングブームのお陰もあったのか、庭木が美しい家が多い。
家から最寄り駅までの間の道で植物を眺めるは楽しいが、その名前を調べるのが、割合に難しい。

花ならば、なんとか調べられるのだが、その葉のみとなるとなかなか。

実家の庭には梅と柿があった。
通年眺められるその木の若葉も花も実も楽しんだから、梅の花からあの梅干しの元となるものが出来るなんて、と驚く人に驚き、柿の若葉もの柔らかさと明るいライトグリーンを主張しても、照柿の橙色と、黒ずんだ緑色の葉をセットに覚える人にはピンとこなくて、なるほど、と納得をする。

花ならば、と言ったのは、今は若葉の季節で、様々な植物の緑を楽しめているからなのだが、全く名前の分からないものばかりだから。

昔の落ち葉マークのような形をした大きな葉は何だろう?と去年も一昨年も思ったし、小さな葉をびっしりと繁らせた低木にも何だろう?と思うばかりで。

で、今年、やっと気が付いた。
落ち葉マーク型の葉を持つあの木は白木蓮。こないだまでそこで咲いていたからだ。
小さな葉の低木はその内鈴蘭に似た花も咲き始めて気が付く。秋に紅葉するドウダンツツジだった。

1年通して、その植物を好きだと思うことにやっと気が付いた。