最近の天気は蒸々としてて、梅雨のようだ。
今朝も、家を出たらアスファルトが黒く濡れている。
そう言えば、夕べ、雨音がしていた。だからだ。
少し冷えた空気の中を歩き、駅へ向かう。
ストールをすれば良かったと後悔した。
田圃の脇の細道の近道へ、いつものように向かう途中。
蛙の死体があった。
黒いアスファルトの上に、白けた死体。
もう、こんな季節なんだ、と思う。
ぺちゃんこになって、ばんざいをして仰向けの死体は
蛙の死体らしいな、と思った。
こんな細道は車は通らないから、
誰か、人か自転車が踏んだ?
朝からちょっとしたミステリーだ。