貰った柿を届けに、徒歩2分。公園の脇を通る。 9時を回っていた。遠目に、ブランコが大きく振れているのを気付く。 誰かが、ブランコに乗って漕いでいる。公園の真ん中の一本の外灯で、ぼんやりとした光の中、ブランコを漕いでいるのは中年の女だった。 彼女…
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